YT Laboratory

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                  電気生理実験機器の基本的な構成とYTL システムについて

 

 電気気生理学研究では、生体電位 (神経の活動電位、脳波、筋電図等) を計測して、記録するために多くの電気生理計測機器を必要とします。これらは高価で複雑な為に、電気生理学の研究を開始することは容易ではありません。ここでは、従来の高価なオシロスコープ、データーレコーダ、データ解析機器を使用しないで電気生理実験ができる YTL システム 紹介します。

 次の図は従来の電気生理学実験の基本的な構成です。

  YTL システムでは、上図に示した青い部分のオシロスコープ、データレコーダ、及びデータ解析機能を、全てパソコンにインストールした YL Laboratory 製のソフトウエア(YTL ソフト)を使用して行います。生体電位計測用のインピーダンスの高い前置アンプや刺激装置等は従来品を使用します。電気信号をコンピュータに取り込むためにはA/D コンバータが必要ですが、コンピュータのUSBと接続ができる市販製品があります。 

   YTL ソフトには、8チャネルのオシロスコープ、データレコーダ、及び解析用のソフトが揃っており、このソフトを、お手持ちの卓上パソコンにインストールして、A/Dコンバータを接続すれば、卓上で実験ができます。YTL ソフトには電気生理の研究をする上で重要なデータの解析ソフト、例えば、神経スパイクの検出、そのスパイクの振幅潜時測定、ヒストグラム、ラスター表示、神経スパイク間の相関図等が揃っています。その他、神経スパイクの自動分類ソフトやスパイク間の相関ソフトも用意されています。

前置増幅器 (Preamplifire):この図に示した Preamplifire はスパイク等を記録する為のプローブ、バイオアンプ (高インピーダンス生体増幅器) 等を含みます。

 A/Dコンバータについて:記録チャンネル数は、A/Dコンバータの最大サンプリングレートと実験のデータサンプリングレートで決まります。 例えば National Instruments 製の NI USB-6211(最大サンプリングレート250KHz)を使用する場合、実験のデータサンプリンングレートが10、20または25 kHzの場合は8チャンネル、50 kHzの場合は4チャンネル、100kHzの場合は2チャンネルとなります。

 パソコンについて:最近のコンピュータは高性能で、お手持ちのパソコンで大抵大丈夫ですが、ソフトによってはスピードを要求しますのでご相談ください。画面サイズは一応15 ~ 17インチに統一していますが、大きい方が見やすく効率がいいです。パソコンにインストールするYTLソフトは、Mac用とWindow用が用意できます。 

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